HEIWA TIMES
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2004.11.3  聴竹の間 落成。
社長挨拶。
今回の落成イベントの趣旨説明も。

美術館展示の時よりご協力頂いてきた岩崎氏より、聴竹の間の元である聴竹居とその製作者である藤井厚二についての解説。
竹を聞くと書いて聴竹。
尺八奏者 占部 三竜氏を招いて、こけら落しのミニ演奏会を開催。
入り口には製作状況を記録した写真等を展示。
新聞社の方も取材に訪れました。
現物との違いその1。
元の通りの食事室ではなく、応接室・打ち合わせ室として利用なのでアレンジが加えられている部分が各所にあります。
現物との違いその2。
回線を引き込んで室内からインターネットにアクセスが可能です。

打ち合わせ室ですから。
●聴竹居(藤井厚二)とは?
明治21年、福山に生まれた建築家。
福山中学(現在の誠之館)を卒業後、第六高等学校、東大建築学科を経て竹中工務店に入社。
いくつもの著名建築物を手がけた後に退職し、武田五一の推薦で京大建築科助教授、後に教授に。

京都大山崎に広大な土地を購入して、10年間に建築実験として自邸を5回建築。
聴竹居とは、その第5回目の作品で、現在残る唯一の実験住宅となっている。

住宅を一貫した研究テーマとし、環境工学を基礎にして科学的な設計方法論を展開した彼の着眼は、畳式と椅子式の生活を和風住宅の中に実現したことで、現在のリビングルーム利用の元祖ともいわれている。